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はてなブックマークで特定サイトをあぼーんする

 はてなブックマークに「あぼーん」機能があればいいのにとか、そんな機能があってはソーシャルではなくなるとか言う議論を見つけた。

 

 残念ながら多くの2ちゃんねるビュアーの「あぼーん」機能というほど簡単ではないけど、特定のブログやタグを、はてなブックマークから削除するGreasemonkeyスクリプトがはてな匿名ダイアリーに公開されている。注目/人気エントリーから削除したいブログやタグをスクリプトに書き込めばいい。誰も言及しないのでカッとなって紹介する。

 

 実際に私は苦手な著名ブログを幾つか登録して二月ほど利用してみたけれど、はっきりいってものすごく快適である。苦手なブログが人気エントリーで目にしないことがこんなに清々しいことだとは思わなかった。この機能はオフィシャルに実装すべきだと思う。

 

 こういうディスコミュニケーション術を紹介すると、必ず批判を受ける。まず、嫌ならそのブログを読まなきゃいいだけじゃん、と言う意見。もちろん僕は読まない。でもタイトルとブックマーク数を見るだけで不愉快なのだ。本屋でうさんくさい本が売れ筋になっているのを見た時のムカムカ感と同じである。ここで「こんな記事は不愉快だ」と大声で言うのもアリだが、また「そんな指摘は不愉快だ」という負の連鎖を招くのがせいぜいである。少なくとも、全ての不愉快なブログ記事に喧嘩を売る必要はない。思えば、嫌いなタレントが出て来た時、我々はチャンネルを替えるという自衛手段をとってきた。もしテレビが嫌いなタレントを察知して自動的にチャンネルを替えてくれれば幸せだろう。同じことである。

 

 ululun氏の言うことはもっともで、あぼーんによって、貴重な情報を見逃す可能性はある。しかしそれは、どの情報源にどれだけの時間を費やすかという、個人的な価値観の問題である。テレビは見ない、という人がいたとして、その人にいやいや面白い番組もあるよ、と言うのは勝手だ。しかしテレビを見るよりも他にしたいことがある、というその人の価値観を、他人が否定することはできない(もちろん、あぼーん機能があっても使わないという価値観も、私は尊重する)。

 

 また、こういう自主的なフィルタリングを、昨今話題になっているような社会的なフィルタリングと混同する人がときどき現れる。議論がむちゃくちゃになるので、そうならないことを祈っている。

 

 私は別に「このブログをあぼーんしる」とは言わない。ただ、私は特定のブログをあぼーんして、とても快適になった。たぶん他の人も導入すると幸せになると思う。結果として、もし私のことをあぼーんしたという人が現れたら、それはそれで仕方のないことである。

 

2008/05/13

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この文章は小関悠が書いた。特に明記のない限り、この文章はフィクションであり、私と関係がある、もしくは関係のない、組織や団体の意見を示すものではない。

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