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そう

 そう。絶対にそう。そうに違いない。そうに決まってる。というか、そうでないはずがない。そういうことになってる。そういうきまり。公理。これまでもそうだったし、これからもそう。つまり、帰納的にそう。そういう感じ。そういうことだと理解しているし、理解されてる。些細な部分だ。些細なところを除けば、まさしくそうなる。そうなっている。すくなくとも、そうなっていた。そうじゃない?そう見える。そう感じる。あるいは、感じた。そういうふうには思わないの?思えないの?確かにそういう捉えかたをする人が出てくるのは否定出来ない。そういった穿った考えかたを一つ一つ論証する義務はない。そう否定したい人には否定させておけばいい。先入観がある。ここではそうなってるでしょ。僕はそう思います。思いました。そりゃあ環境とか、文化の違いなんてものがあって、それがものの見方に影響を及ぼすということはあるかもしれない。今、そうと断定はしない。将来的にそうであることは証明されるはずである。そういうふうに見えたというなら仕方無い。見えた君が主張するなら、僕は否定しない。僕は君と違う。そう思わない人がいるというのは、憂慮すべきことだけど、ある意味では、つまり常に多様性が存在するということを考えると、これは当然の結果と言えなくもない。そう思う人もいるし、そうは思わない人もいる。そう思わない人にもそれなりの根拠があることは認識している。そうでないというならそうでないだろうし、そうだというならそう。そうでない可能性はある。とはいえ、可能性の問題ではない。定量的に求めることは出来ない。そうでないという立場が存在するということ。そうでないと主張することは可能だ。そうではないし、あるいは、そう。そうではないかもしれないということ。そうではないように思えるということ。これから、この限られた局面で、そうではないと言ったところで何の問題がある?強く主張はしないが、そうではないことは明白。そうではないのだから、そうではない。少なくとも、そうではなくなっている。そうではなくなった。一般的にはそうではない。特に近代においてはそうではないに違いない。以上から明らかなようにそうではなく、故に、ここではそうではないと記す。繰り返すが、そうではない。そうではないと思うことは当然のことである。そうでないというのがデファクトスタンダードだ。確実にそうではない。そうではないと断言出来る。そうではない。そう、つまり、そうではない。

 

2003/06/11 - 2003/06/12

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このページにある全ての記述は、特に明記のない限りフィクションです。また著者である小関悠が個人の立場で書いたもので、所属する組織などの立場や意見を示すものではありません。
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