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2018年のメモ

2015年2016年2017年に続き、4年目の振り返りメモである。

 

今年も家族共々、一年のあいだ健康であった。そして今年はほとんど太らなかった。ジムに継続的に通い、よく歩いた。それだけで良い一年だったと思う。

 

子供はどんどん成長しており、もはやただ見守っているだけのような気もする。一方でまだ親としてできることもあるはずで、そのあたりの介入度合いが難しい。

 

転職した。前の職場でもっといろいろ出来たはずなのにという思いもあるのだが、結果的には転職して良かった。転職は3回目だが、毎回そんな感じである。

 

出張や天候のめぐり合わせもあり、キャンプにあまり行けなかったのは残念だった。子供がいつまで付き合ってくれるやら。来年はソロキャンプや山岳キャンプにも挑戦したい。

 

出張でシドニーへはじめて行ったが、海辺を生かした、いい街だった。

 

結婚して十年ということで、妻が希望していた指輪を買った。かわりに折り畳み自転車のBromptonを買ってもらい、自転車の楽しさに再び目覚めた。オプションをつけたり外したり、ガジェット然としているのが良い。今年一番の買い物だった。

 

買い物といえば、ソニーのノイズキャンセリングヘッドホン、WH-1000XM3はすごく良かった。出張が本当に楽になった。

 

AliExpressで買い物をするようになった。Amazonなどで、中国製っぽい商品があったら、それをAliExpressで買う感じである。Amazonがショールーミング化されているわけで、なかなか面白い。中国からの輸入になるので時間はかかるが、安い。買った人からの評価をかなり気にしているようで、サポートも良い。Banggoodでドローン関係も買っている。

 

飲み会に行く量を意識的に減らし、家族とごはんを食べたり、Magic: The Gatheringとかポーカーとか宝塚とか落語とか他のことに時間を費やすようにした。飲みすぎると翌日にも影響が出るので、いい選択であった。

 

特にポーカーはとても面白く、他のアナログゲームへの興味をだいぶ失ってしまった。誘ってくれた友人に感謝している。

 

去年のメモには「来年のテーマは楽しむこと。嫌なことをやらず、嫌いな人と一緒に時間を過ごさないこと」と書いてあり、そういう意味では満点であった。

 

麦のくつろぎというノンアルコールビールが美味しくて、こればかり飲んでいる。今年健康だったのはこのビールのおかげもある。転職前後で明らかに酒量が減った。ワインは少しづつ飲んでいるが、だいたい自分がどういう種類が好きなのか分かって、そればかり飲んでいる。

 

シャトルシェフで煮物をよく作るようになった。柔らかく煮ればだいたい美味しい。

 

ショートショートは幾つか書いたが、爆発的にウケたものはなかった。「弊社・オブ・ザ・デッド」「高度スマイル人材」「区役所をハックする」など、どれも気に入っているのだが、過去にウケたものと比較すると、やはりタイトルが弱いのではないかと分析している。

 

反対に、Tumblrから自分のサイトに移したコラムは、「あなたがネットでエロ広告を見るのは、あなたがエロいからではない」「Instagram: 使わなくていいアプリの成功譚」、それに「面接をハックする」シリーズなどがとてもよく読まれた。広告業界の実情って知られていないなと痛感する。

 

「1995年はすごかった The Game」を作れたのは良かった。Vue.jsを勉強した。

 

これぞというアルバムのない一年だった。Spotifyのせいで、業界全体がアルバム主体からプレイリスト主体になっているのだろう。敢えて挙げれば、一連のKanye Westによる短いアルバム集の中で、Teyana Taylor “K.T.S.E.”が良かった。

 

 

シングルはChance The Rapperが幾つかリリースしてくれたのが良かったが、今年の話題性という意味ではChildish Gambinoの”This Is America”だろう。Childish GambinoことDonald GloverはNetflixで配信中の”アトランタ”も話題で、なかなか多彩・多忙である。

 

 

最近の本はあまり読めていないが、「13・67」は面白かった。あとはディストピアものばかり読んでいる気がする。「侍女の物語」「スキャナー・ダークリー」など。

 

映画もあまり見られなかった。一番は「シェイプ・オブ・ウォーター」だろうか。「スリー・ビルボード」も素晴らしかった。「ゲット・アウト」も最高。「バーフバリ 王の凱旋」も麻薬的な楽しさがあった。

 

「スリー・ビルボード」のおかげで、「フラナリー・オコナー全短編」を読んだ。これは凄まじい短編集であった。まったく今年の本ではないが、今年出会った一番の本だった。

 

「戦争と平和」を読み始めたが、登場人物をメモっても覚えられないので、諦めてNetflixでBBCのドラマ版を見た。とても良かった。

 

そのNetflixをついに契約したのも今年で「ベター・コール・ソウル」を黙々と見た。「ブル~ス一家は大暴走」にハマりかけたところで配信が終わってしまった。他にもドラマは沢山あるのだろうが、終わらないので、妻とドキュメンタリーを見ていることが多い。

 

漫画は「ゆるキャン△」「彼方のアストラ」「A子さんの恋人」「少女終末旅行」などを読んだ。「蒼天航路」「聖闘士星矢」「幽☆遊☆白書」など古いマンガもKindleで買い直して読んだ。いまは「動物のお医者さん」を初めて読んでいる。

 

ゲームは去年から引き続き”Shadow Tactics: Blades of the Shogun”をプレイし、ようやくクリアした。RTS好きだが忙しいのは苦手、シミュレーション好きだがユニット運用は面倒……という私にぴったりの作品だった。

 

他にも色々なゲームを手に入れたのだが、いまさら素材集めをしてクラフトをして、コレクタブルを揃えてスキルをアンロックしてビルドして……というような大型ゲームは本当にプレイする意欲がなくなってしまった。

 

一方で、ゲームの粋だけを集めたようなゲーム、たとえば”Into The Breach”や”Slay The Spire”、”Return of Obra Dinn”は、なんだか仕事をしているような気持ちになって、それはそれで続かない。”Opus Magnum”はクリアしたが。

 

結果的に”Dead Cells”や”Celeste“、”Ittle Dew”のような2Dマリオ・2Dゼルダ的アクションが一番しっくり来るこのごろであった。

 

来年は40歳だ。これを記念してピアスを開けようと思っている。目標は引き続き健康であること、もう少しショートショートを書くこと、やりたいことをやること。まずはソロキャンプとサバゲーをやってみたい。

 

2018/12/19

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この文章は小関悠が書いた。特に明記のない限り、私と関係がある、もしくは関係のない、組織や団体の意見を示すものではない。

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