7.今日、特に都会においては季節感のある食べ物というのはほとんど無くて、正月の
おせちやバレンタインデーのチョコレートなど、季節というよりは祭事と結びついたものを除くと、そこには松茸とボージョレー・ヌーヴォーしか残らないのではないか。先日ボージョレー・ヌーヴォーが解禁されて、どこへ行ってもその名前を見かけるのだが、僕のようにワインを飲まない人間にとっては何の魅力もないし、ワイン好きの人間に魅力を尋ねてみても「まあ、あれは季節ものだから…」というような返答。何が、誰が、あれだけの盛り上がりを作り上げているのか、僕にはよく分からない。「解禁」という概念?マーケティング?バブル期の遺産?それだけではないと思いたい。