1.なぜ日本のIT業界はグローバルなプレゼンスがないのかという議論をよく耳にするけれども、そもそもグローバルに展開する日本発のサービス業ってどれだけあるんだ。トヨタやソニーや任天堂はグローバルで素晴らしい成功を収めてきたけれど、こうした製造業での栄光をどのようにIT業へ転用できると考えているのか理解に苦しむ。メディア、広告、小売、教育、運送、不動産、飲食、医療といった業態と比較すべきだろう。こうしたサービス業の多くはグローバルに展開されていないけれど、それを批判されることは滅多にない。
2.誕生したばかりの麻生首相だが、さっそく国連総会で演説を行うも、機器の故障で同時通訳ができない場面があったそうな。演説途中で報告を受けた首相は「メード・イン・ジャパンじゃないからこうなる」と英語でジョークを言い、「会場は大きな笑いと拍手に包まれ」たらしい。読売新聞より。常々、日本にはジョークが足りないと思っているので、今後も期待。
3.時事通信だと「日本の機械じゃないですよね」になってる。共同通信だと「これは日本製の機械ではありませんから」。なんと言ったんだろうな。
4.トレンドについて最近ぼんやり思うことのメモ:インターネットの出現により社会は多様化していない。みんなが熱狂するようなトレンドがなくなったというのは欺瞞で、新しいトレンドに気付いていないか、特にかつてトレンドの中心だった人や企業がトレンドから外れてしまったことを理解していないか、理解しているけれど言い訳にしている。ただ多様化はしていないものの、遠くの人と簡単にコミュニケーションできるようになった結果、マイノリティは力を持った。相対的にマジョリティの力は落ちた。今日から振り返ると、そもそも過去のマジョリティというのが過大評価だった。せいぜい百万枚売れただけの曲とか、せいぜい三割が見ただけのトレンディドラマとか、マジョリティなんかじゃなかった。2ちゃんねるやYouTubeが今日のマスメディアである。
5.コミュニティについて最近ぼんやり思うことのメモ:かつては人がいて、コミュニティが生まれて、ルールが作られた。今はルールがあって、コミュニティが出来て、人が集まる。昔は同好の志を募るのがまず大変だった。今、人を集めることはとても容易である。そのため、一つのコミュニティにこだわる必要性は薄れた。コミュニティの渡り歩きは容易になり、結果的に嫌いな人と付き合う必要性も薄れた。ただ、ここが自分のコミュニティなのだと意識した瞬間から、人とのしがらみが生まれることは変わらない。たぶんコミュニティという概念からもっと自由になる必要がある。人にSNSやブログは複数必要なのである。しかし人は馴れ合いが好きなので、このパラダイムシフトは起きない。「今の新参は昔のVIPを知らないから困る」うんぬん。その一方で現実社会ではコミュニティの活動がインターネットで可視化されるようになり、マッチョ以外そこへ飛び込むのに心理的障壁が生まれる、という状況が蔓延しつつある。ワンクリックの壁、あるいは「けまらしい」問題。どんどんコミュニケーションが容易になるネット社会と、どんどんコミュニケーションが難しくなる現実社会の乖離。飛び込めばいいじゃん現実に、というのは正論なのだけど、そんな正論聞くためにネットやってんじゃねえよ、という気持ちも大いに分かる。もうリアル社会のコミュニティなんていらないじゃん、という過激派に期待したい。
6.最近、単位を間違えることが多い。今日もストレージ200MBのAU Boxを200GBと勘違いした。
7.ブランド総合研究所「地域ブランド調査2008」によると、最も魅力度が高い都市は札幌市だそうな。以下、函館市、京都市、横浜市、小樽市、神戸市、富良野市、鎌倉市、軽井沢町、金沢市。住んでいる人の感覚との差を知りたい。