1.共に予選リーグ敗退の可能性を残すチェコ対イタリア。温存の許されない試合である。チェコはバロシュが1トップに復帰、イタリアはFWをジラルディーノに任せて中盤を厚くする。アメリカ戦でオンゴールを献上した上、攻撃に全く絡めなかったザッカルドがベンチへ、かわりにグロッソが出場。出来の悪い選手を簡単に外せるのは、監督思いのザンブロッタが左から右へとポジションを移したから。やはり怪我人の多いこの大会、先の試合ではアルゼンチンのブルディソが早々に負傷退場したが、この試合ではネスタが被害者に。しかし交代で入ったマテラッツィがヘディングで先制点を決めるのだから世の中は分からない。ブッフォンが相手ゴールまで祝福に来てたのがおかしかった。チェコはボールを動かすが、なんだかんだときっちり守りに入るイタリアを崩せない。前半ロスタイムには軽率なプレーでポラクが退場、イタリアにとっては実に「美味しい展開」。試合終了間際に途中出場のインザーギがワールドカップ初ゴールを決めて試合の幕を下ろす。
2.しかしイタリアの試合運びは相変わらずだな。頼みのピルロはどの試合でも徹底的にマークされ、思うようなプレーが出来ていない。そのぶん他が動き回ればいいのだろうけど、そんな選手もいない。トッティは完調とは程遠く、チェコ戦ではワールドカップで決めるのが夢らしいループシュートばかり狙ってた。ウイニングイレブンで遊ぶ小学生か。ガットゥーゾは次戦出場停止だし、不安が募る。
3.早起きしてブラジル戦。寿司ボンバー高原と「急にボールが来たので」柳沢がスタメン落ちし、フォワードは玉田と巻。ブラジルは予想通りロビーニョがスタメンに入るが、外れたのはロナウドではなくアドリアーノ。この試合で復調して欲しいという温情采配か。日本は案外いい試合をするのではないかと思っていたのだが(
06/21)、当然のように試合を支配されてがっかり。しかし先制点は玉田の左足から。三都主のアシストも含めて、目の覚めるようなゴールだった。ブラジルは前二戦と同様に低調だが、日本は中田や中村のところでミスが多く、ボールを保持出来ない。前半ロスタイム、ロナウドが何度目かのチャンスをようやく決めて試合は振り出しに。最低でも二点差での勝利が求められる日本を気落ちさせるには十分なゴールだった。後半開始早々にはワールドカップ初スタメンのジュニーニョ・ペルナンブカーノが見事なミドルシュートを突き刺し、日本のワールドカップが実質的に終了する。
4.ジーコ・ジャパンが終わった。「もしジーコで成功したら、僕は素直に謝りたいと思う」と
2003/05/31に書いたが、その機会は訪れなかった。好意的に見ればジーコが犯した失敗はたった一つで、それはトルシエによるベスト16を上回る成績を残すという期待を抱かせたこと。かつてはブラジルのように攻撃的で魅力的なサッカーを展開すると豪語していたが、実際は美しい敗者の座さえ手に入れられなかった。
6."
アラン・ケイ"を読んでいる。意外と悲観的で面白い。引用されている言葉が良かったのでメモしておく。「情報とは、差異を生みだすあらゆる差異のことである」(グレゴリー・ベイトソン、97p)「精神というものは、ひとたびより大きな考え方の次元へと拡大してしまうと、再びもとのサイズに戻ることはない」(オリヴァー・ウェンデル・ホームズ、119p)あと「ヴィデオゲーム」について「精細な画像は決め手ではないのです。重要なのは、ファンタシーとの接触がもてるか否かなのです」(133p)と言ってるのがいい。
7.「徹夜のナルシズム」、「「徹夜のナルシズム」のナルシズム」というエントリーを読んだので「「「徹夜のナルシズム」のナルシズム」のナルシズム」を書くことにした。以下、その内容。
8.自己体験と一般論と「数学的に証明さえされている」らしいことが混在してよく分からないのだが、要するに「「徹夜のナルシズム」のナルシズム」の前半は「自己体験においては徹夜的徒労というのは決して無駄なんかじゃなかったよ」ということを言いたいのだと思う。
9.ところで、僕はぜんぜん徹夜をしないので、勉強やら仕事やらで誰かから「昨日は徹夜だったんだよねー」と自慢気に言われるとイラっとする。徹夜するだけ頑張った、その頑張りを認めろ、というような風潮が世の中にはある。これは明らかにおかしい。なぜなら、徹夜をすることは目的ではないからだ。徹夜はだいたい非効率で、世の中ではだいたい効率的な結果を求められる。そりゃあ徹夜で頑張りましたよ、というポーズが喜ばれるシーンもあるかもしれないけど、「「徹夜のナルシズム」のナルシズム」も別にそこを求めているわけじゃない。徹夜はまあ、せいぜい必要悪なんだと思う。
10.非効率的な徒労が決定的な解決に繋がるケースもあるよ、というのは賛成する。でもそれはそんなに多々あることじゃないし、最初から目指すべきところでもない。だから必要悪にすぎない徹夜が礼賛される風潮を断じた「徹夜のナルシズム」はいいエントリーだと思う。「「徹夜のナルシズム」のナルシズム」は例外的なケースを取り上げて、徹夜礼賛を取り戻そうとしているように見えてしまう。徹夜派の人達は逆に見えるのだろうか?ちょっと気になる。
11.ところで、どうして結果だけで満足する人が「ただの人」ないし「お役人」なのだろう?ここが一番よく分からない。その勢いで「徹夜のナルシズム」にある「本当に出来る人は、自己満足だけ求めないで結果だけ求めます」を「「徹夜のナルシズム」のナルシズム」では「結果だけで満足する人」と読み替えるのはちょっと嫌らしいかなと思う。結果だけを求めてちゃんと結果を出した人は、結果だけに満足するのではなく、その過程にも満足するだろうから。
12.あと自分は本当にメタ議論が好きだなあと思った。どこかにメタ研究所があれば、悪くないメタ研究員になれると思う。メタ仕事をメタメタこなすの。
13.自分の成功規範を強めるために「(その規範に反して成功したような人を)私は見たり聞いたりしたことがない」と言う論法があるが、それはその人の周囲にいるのがオトナで、敢えて誰も反論をしないだけなんだと思う。それに、人の周りには似た人が集まるのだ。最近、このことをとても意識する。
14.skkが「海腹川背」を一発で変換したのでおどろいた。「海背川腹」はだめ。なんてことだ。
15.チェーンメイルはコミュニケーションの一手段のような気がしてきた。別に信じているわけじゃなくて、会話のきっかけなのだ。「なんかテレビによると今日は運勢が悪いらしいんだわ」というのと同じ。そう考えると気が楽だ。
16.今週は一度も仕事帰りに寄り道をしなかった。こうして毎日が日常になっていくのだろうか。土日も予定がない。テレビのボールだけが友達である。
17.人力検索はてなに「おれ、2010年から来た未来人だけど、何か質問ある?」というネタ質問が投稿されて、盛り上がっている。2007年の流行語は「新サラリーマン」、2008年は「ハイになりました」、2009年は「知の勝利」らしい。センスがいい。
18.メイドカフェ市場は既に飽和状態にあるらしいが、メイドとデート出来るサービスがあれば人気が出そうだ。セックス欲求を満足させる風俗がこれだけ産業化されていて、デート欲求を満足させる産業がなにも無いのは不思議。セックスは愛がなくても構わないがデートで愛がないのは嫌だという男の自尊心だろうか。キャバクラの同伴とかはどうなんだろう。キャバクラのユーザーは女の子を落とすことについて、どれくらい本気なのだろうか。メイドデートに話を戻すと、おそらく一番の問題は身の危険をどう守るかということだが、まあ執事が後ろから尾行してもいい。ただ、もう誰かが始めていて、もう失敗してそうな感もある。
19.「メイド」「デート」でGoogleに尋ねたら「メイドさんといっしょ」という店がヒットした。高度に発達した萌えは妄想と区別がつかない。入会金\2000、秋葉原デートだと60分で\6000、指名料が\1000。大勢で割り勘して飲み会なんかに呼んでみたいが、そういうのは駄目なんだろうな。